外壁の塗膜厚とは?適切な塗膜厚を知っておこう!
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こんにちは。今日は塗膜厚について説明させてください!
「塗膜厚(とまくあつ)」とは、塗装された塗料の厚さを指します。塗料が乾燥して固まった後の厚みのことを示し、通常はミクロンという単位で測定されます。この厚さは、塗装の耐久性や防水性、耐候性などに直接影響を与える重要な要素です。
そこで塗膜厚の役割・重要性を紹介します。
1.耐久性の向上
塗膜厚が適切であると、外壁を紫外線、雨風、温度変化などの環境要因から効果的に守ることができます。厚すぎる塗膜はひび割れや剥がれの原因になることがありますが、薄すぎると塗料の保護効果が十分に発揮されません。適切な厚さを確保することで、外壁塗装の耐久性が向上し、再塗装の頻度を減らすことができます。
2.防水性の確保
外壁塗装の主な目的の一つは、防水機能を提供することです。塗膜厚が不足していると、雨水や湿気が外壁内部に侵入しやすくなり、建物の内部が腐食したり、カビが発生したりするリスクが高まります。逆に、適切な塗膜厚を維持することがで、防水性が向上し、建物内部の健康を保つことができます。
3.美観の維持
塗膜厚が均一で適切であると、外壁の仕上がりが美しくなります。厚すぎると塗料が垂れたり、表面が凸凹になることがあります。薄すぎると色ムラや透け感が生じ、見た目が悪くなります。適切な塗膜厚により、均一で美しい仕上がりを実現し、建物の美観っを長期的に保つことができます。
4.塗料の性能を最大限に発揮
各塗料は、製造者が推奨する適切な塗膜厚で塗布されることで、最大の性能を発揮します。例えば、遮熱塗料や防汚塗料などの特殊な塗料は、特定の厚さで塗布することによって、その効果が発揮される設計になっています。したがって、適切な塗膜厚を守ることは、塗料の特性を活かすためにも非常に重要です。
5.建物の長寿命化
適切な塗膜厚により、外壁が効果的に保護されるため、建物全体の寿命を延ばすことができます。これにより、定期的なメンテナンスの負担が軽減され、長期的なコスト削減に繋がります。
塗膜厚の適切な管理は、建物の長寿命化や外観の維持に不可欠です。塗装作業を依頼する際には、信頼できる業者に依頼し、適切な塗膜厚が確保されるようにすることが重要です。
次に塗膜厚を測定する方法を紹介します。
塗膜厚を測定する方法はいくつかあり、主に使用する塗料の種類や測定する目的によって選ばれます。一般的な塗膜厚の測定方法を詳しくみていきましょう。
1.電磁式膜厚計
電磁式膜厚計は、主に鉄や銅などの磁性金属の表面に塗布された塗膜厚を測定するための装置です。この方法では、塗膜を通して基材との磁気抵抗を測定し、塗膜厚を計算します。主に鉄やスチールなどの素材に使われます。
2.渦電流式膜厚計
渦電流式膜厚計は、非磁性金属(アルミニウム、銅など)の表面に塗布された塗膜厚を測定するための方法です。塗膜と基材との間に渦電流を発生させ、その強度を測定して塗膜厚を計算します。非磁性金属や非導電性の基材に使用されます。
3.マイクロメータ
マイクロメータを用いた測定は、塗装前と塗装の基材の厚さを直接比較する方法です。基材の厚さを測定し、塗装後に再度厚さを測定して、その差から塗膜厚を求めます。この方法は、簡単で確実ですが、塗装前に基材を測定する必要があるため、作業に手間がかかります。
4.断面観察法
断面観察法は、塗膜の一部をカットして、その断面を顕微鏡で観察する方法です。この方法は、非常に正確な測定が可能で、複数の層がある場合でも各層の厚さを測定できます。ただし、破壊的な方法であるため、実際の施工現場ではあまり使用されません。
5.超音波式膜厚計
超音波式膜厚計は、超音波を用いて塗膜の厚さを測定する方法です。非破壊で塗膜厚を測定でき、様々な基材に対応可能です。特に、多層の塗膜や非常に厚い塗膜厚を測定でする場合に有効です。
塗膜厚の測定は、塗装の品質管理にとって非常に重要です。測定方法を選ぶ際には、基材の種類や塗膜の特性を考慮し、適切な測定器を使用することが必要です。信頼できる業者に依頼することで、正確な塗膜厚の測定と適切な施工が行われます。
次に塗膜厚を適切に作る方法を紹介します。
塗膜厚を適切に作るためには、使用する塗料、塗装方法、塗り重ねの回数、乾燥時間など、さまざまな要素を慎重に管理する必要があります。
1.塗料の選定
塗膜厚は、使用する塗料の種類や特性によって異なります。メーカーの仕様書には、推奨される塗膜厚が記載されていることが多いので、それに従って選定します。たとえば、防水性や耐久性が求められる場合は、厚塗りタイプの塗料が適しています。
2.適切な下地処理
下地処理は塗装の基礎です。下地が適切に処理されていないと、塗料が均一に付着せず、適切な塗膜厚を作ることが難しくなります。表面の汚れ、古い塗膜、錆などをきちんと落とし、必に応じてプライマー(下塗り)を塗布しましょう。
3.塗装の手法
塗装の手法は、塗膜厚に直接影響します。
・ローラー塗装:均一な厚さで広範囲に塗れるため、一般的に使われる手法です。ローラーの種類(毛の長さや材質)によって、仕上がりが異なるため、適切なローラーを選ぶことが重要です。
・刷毛塗装:細部や角の部分など、細かい箇所の塗装に適していますが、均一な厚さを保つには技術が求められます。
・吹き付け塗装:エアスプレーを使って塗料を吹き付ける方法で、大面積を短時間で塗ることができます。厚塗りにも対応でき、ムラが少ないのが特徴です。
4.重ね塗り
塗膜厚を適切に作るためには、1回の塗装で十分な厚さを確保できない場合が多いため、複数回にわたって塗り重ねることが重要です。通常、下塗り、中塗り、上塗りの3回の工程を経て塗膜を形成します。各工程ごとに乾燥時間を守り、適切に重ねることで、均一で耐久性の高い塗膜を作ることができます。
5.乾燥時間の管理
塗膜厚を適切に作るためには、塗料がしっかりと乾燥する時間を確保することが重要です。各層が十分に乾燥していないと、塗り重ねる際にムラや不均一な塗膜厚が生じる可能性があります。気温や湿度に応じて乾燥時間を調節します。
6.塗膜厚の測定
最後に、実際に塗装が終わった後、塗膜厚が適切であるかを測定します。電磁式膜厚計や超音波膜厚計などの測定器を使用し、塗膜厚がメーカーの推奨範囲であるかを確認します。
適切な塗膜厚を作るためには、塗料の選定、下地処理、塗装方法、重ね塗りの回数、乾燥時間など、各工程を丁寧に行なうことが重要です。プロの業者に依頼することで品質の高い塗装が期待できます。
三分塗りとはなんでしょうか?三分塗りについて詳しくみてみましょう!
三分塗りの工程は、外壁塗装において一般的に行われる塗装方法で、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回の塗装工程を意味します。塗膜の耐久性を高め、塗装面を均一に仕上げるために非常に重要です。
三分塗りの工程・・・
①下塗り(シーラーやプライマー)
下塗りは、塗装面と塗料との密着性を高めるための工程です。
・役割:下地に塗料がしっかりと付着するようにし、後の塗膜が均一に形成されるようにします。また、下地の吸い込みを防ぎ、塗料の発色や耐久性を高める効果もあります。
・使用する材料:シーラーやプライマーと呼ばれる専用の下塗り材が使われます。これらは、下地の素材や状態に応じて選ばれます。
②中塗り
中塗りは、塗膜の厚みをつけるための工程です。仕上がりの耐久性や美観に大きく影響します。
・役割:塗膜の厚さを均一に保ち、耐久性を高めます。また、上塗りの塗料の発色を良くし、仕上がりを美しくするための土台を作ります。
・使用する材料:上塗りで使用する塗料と同じ種類のものが使われることが一般的ですが、場合によっては異なる塗料が使われることもあります。
③上塗り
上塗りは最終的な仕上げとなる塗装工程です。
・役割:中塗りの上に更に塗料を重ねることで、塗膜の均一性と厚みを確保し、美観や防水性、耐久性を最大限に引き出します。また、外観を美しく仕上げる重要な工程です。
・使用する材料:上塗り専用の塗料が使用されます。色や仕上がりの質感を最終的に決定する工程なので、色ムラがないように慎重に作業します。
〜三分塗りのメリット〜
三分塗りのメリットは、塗装の耐久性や美観を高めるために非常に重要です。三分塗りの主なメリットを詳しく説明します。
メリット1.耐久性の向上
三分塗りでは、複数回に分けて塗料を塗り重ねることで、塗膜の厚みが増し、外壁の耐久性が向上します。特に下塗りがしっかりと行われることで、塗料が基材に密着し、塗装が剥がれにくくなります。これにより、外壁が長期間にわたって紫外線や雨風から保護され、建物全体の寿命が延びます。複数の層で塗膜を形成することで、外壁がより長持ちし、再塗装の周期を延ばすことができます。
メリット2.美観の維持
三分塗りによって、塗膜が均一に仕上がり、色ムラや塗り残しがなくなります。中塗りと上塗りで均一な塗膜厚が形成させることで、塗装の仕上がりが美しくなり、発色も鮮やかになります。また、適切な塗膜厚が保たれることで、外壁の見た目が長期的にわたり美しく保たれます。各層が均一に塗られることで、仕上がりが美しく、色ムラや塗り残しがなくなります。
メリット3.防水性の強化
三分塗りにより、塗膜が複層になることで、防水性が大幅に強化されます。特に、下塗りと中塗りが外壁の隙間や微細なクラックにしっかりと浸透することで、雨水の侵入を防ぎます。上塗りが仕上げとして防水層を形成し、さらにその効果を高めます。複数回の塗り重ねにより、外壁の防水性が強化され、雨水の侵入を防ぐことができます。
メリット4.塗料の機能を最大限に発揮
三分塗りでは、各工程ごとに塗料がしっかりと乾燥して定着するため、塗料が持つ機能(例えば、防汚性、耐候性、断熱性など)最大限に発揮されます。各層が相互に補完し合うことで、塗料の性能が長期間にわたって維持されます。
メリット5.メンテナンスの頻度が減る
三分塗りによるしっかりとした塗膜形成により、外壁が長期間にわたり、保護されるため、再塗装の周期が延び、メンテナンスの頻度が減ります。これにより、長期的なコスト削減につながります。
三分塗りは、外壁塗装の品質を高めるために欠かせない基本的で効果的な方法です。耐久性、防水性、美観を向上させ、塗料の性能を最大限に発揮することができます。長期的なメンテナンスコストを削減するという経済的なメリットもあり、建物の保護と美観を維持するためには欠かせない工程です。それぞれの工程を丁寧に行なうことで、長期にわたって建物を保護し、美しい仕上がりを保つことができます。専門の業者に依頼することで、確実に適切な三分塗りが行われます。
塗膜厚が薄いとどうなるの・・・?
塗膜厚が薄い場合、塗装の効果が十分に発揮されず、さまざまな問題が生じる可能性があります。①耐久性の低下(外壁の劣化が早まり、剥がれやひび割れが発生する)②防水性の低下(建物内部に湿気がたまり、カビや腐食が発生する)③美観の劣化(色ムラや透けが生じ、不均一な塗膜になる)④塗料の性能が発揮されない(塗料にある規定の塗膜厚が確保されていないと著しく機能が低下する)⑤建物の寿命が短くなる(外壁の塗膜厚が薄いと外壁の劣化も早まり、寿命が短縮される)などのリスクが高まります。
塗膜厚が薄いと、耐久性や防水性が低下し、美観が損なわれ、塗料の性能が十分に発揮されないといった問題が生じます。これにより建物の保護効果が低下し、メンテナンスコストが増加してしまう可能性があります。適切な塗膜厚を確保することが、外壁塗装の品質を保つために非常に重要です。
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