外壁塗装で防虫効果?虫が寄り付かない外壁塗装の色選びとポイント
2024.09.04 (Wed) 更新
家の外観を美しく保ちたい、快適な住環境を実現したいと考えているあなたは、外壁塗装を検討しているかもしれません。
しかし、同時に「虫が寄ってくるのが嫌だ」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、防虫効果のある外壁塗装について解説します。
□虫が寄ってくる原因とは?
外壁塗装に虫が寄ってくる原因は、実は様々な要因が複雑に絡み合っています。
1:湿度と水たまり
湿度の高い環境は、蚊や蜘蛛などの虫にとって繁殖しやすい場所です。
外壁周辺に水たまりがあると、虫の発生源となります。
2:植物の密生
庭や周辺の植物が密生していると、虫の隠れ家となりやすいです。
特に、茂みの中や草むらには、虫が繁殖しやすい環境が整っていると言えるでしょう。
3: 強い香りの植物や食べ物
強い香りの植物や食べ物は、特定の虫を引き寄せることがあります。
たとえば、甘い香りの花や腐敗した食べ物は、ハエやコバエを誘引する可能性があります。
4: 塗料の成分と臭い
外壁塗装に使用される塗料には、シンナーやトルエンなどの有機溶剤が含まれる場合があります。
これらの成分は強い臭いを発するため、虫を寄せ付けてしまう可能性があります。
5: 色と紫外線
虫は紫外線に反応して集まる習性があります。
特に、白や黄色など反射率の高い色は、虫に紫外線と勘違いされやすく、集まりやすい傾向にあります。
6: 塗膜の状態
外壁塗装が経年劣化すると、塗膜にひび割れや剥がれが生じます。
このような状態は、虫にとって巣を作りやすい環境となり、寄り付きやすくなってしまいます。
7: 外壁の隙間
外壁に隙間があると、虫が侵入しやすくなります。
特に、窓枠や排水口の周りは、虫の侵入経路となりやすいので注意が必要です。
□防虫効果のある外壁塗装の色とは?
虫が紫外線を感知して寄ってくることを考えると、反射率が低い色が虫が寄り付きにくいと言われています。
1:反射率が低い色
グレー、ブラウン、黒といった色は、反射率が低いため、紫外線を反射しにくく、虫が寄り付きにくいと言われています。
2:黒色の注意点
黒は反射率が低い反面、赤外線を吸収しやすく、外壁表面が熱くなりやすいという欠点があります。
そのため、高温になることで塗膜や外壁材の劣化を早めたり、室内の温度上昇につながる可能性も考えられます。
3:虫が寄り付きやすい色
逆に、白や黄色など反射率の高い色は、虫が紫外線を感知しやすく、寄り付きやすい傾向にあります。
□まとめ
外壁塗装で虫対策をするには、虫が寄ってくる原因を理解し、適切な対策を行うことが重要です。
虫が寄り付きにくい外壁塗装の色を選ぶだけでなく、定期的なメンテナンスを行い、外壁の清潔さを保つことで、虫の発生を防ぎ、快適な住環境を実現することができます。