外壁塗装における防汚塗料の種類とメリット・デメリットを解説
2024.08.30 (Fri) 更新
せっかくの外壁塗装、汚れが付きにくく、美しい状態を長く保ちたいですよね。
そこで今回は、外壁塗装でよく使われる防汚塗料の種類と、それぞれの特徴、メリット・デメリットをわかりやすく解説していきます。
さらに、防汚塗料を選ぶ際に考慮すべきポイントも詳しく説明しますので、ぜひ最後まで読んで、あなたのお家に最適な防汚塗料を見つけてください。
□外壁塗装防汚塗料の種類
外壁塗装でよく使われる防汚塗料には、大きく分けて3つの種類があります。
1:光触媒塗料
光触媒塗料は、光エネルギーを利用して汚れを分解する機能を持つ塗料です。
光触媒塗料には、主に酸化チタンが配合されています。
酸化チタンは光を吸収すると、そのエネルギーを使って空気中の水分と酸素を反応させ、強い酸化力を発揮します。
この酸化力は、汚れを分解したり、抗菌作用を発揮したりする効果があり、外壁を清潔に保つのに役立ちます。
メリットは以下の通りです。
・汚れが付きにくい
・抗菌・防カビ効果がある
・光エネルギーを利用するため、環境にやさしい
デメリットは以下の通りです。
・日光が当たらない場所では効果が低い
・価格が高め
2:シリコン樹脂塗料
シリコン樹脂塗料は、シリコン樹脂を主成分とした塗料です。
シリコン樹脂は、耐候性、耐久性、撥水性に優れているため、外壁塗装に多く用いられます。
シリコン樹脂塗料は、光触媒塗料ほどではありませんが、汚れを付きにくくする効果もあります。
メリットは以下の通りです。
・耐候性、耐久性に優れている
・撥水性が高く、雨水で汚れが落ちやすい
・光触媒塗料よりも価格が安い
デメリットは以下の通りです。
・光触媒塗料ほど防汚効果は高くない
・長期的な耐久性はフッ素樹脂塗料に劣る
3:フッ素樹脂塗料
フッ素樹脂塗料は、フッ素樹脂を主成分とした塗料です。
フッ素樹脂は、非常に強い撥水性と防汚性を持ち、耐候性、耐久性にも優れています。
そのため、高級塗料として知られており、外壁を美しく、長く保護したい方におすすめです。
メリットは以下の通りです。
・汚れが付きにくく、汚れが落ちやすい
・耐候性、耐久性に非常に優れている
・長期的に美観を保つことができる
デメリットは以下の通りです。
・価格が非常に高い
・施工に専門的な技術が必要
□外壁塗装防汚塗料を選ぶポイント
1:耐久性
防汚塗料は、その種類によって耐久性が大きく異なります。
光触媒塗料は、耐久性が比較的低い一方、フッ素樹脂塗料は非常に高い耐久性を誇ります。
ご自宅の環境や予算に合わせて、適切な耐久性の塗料を選びましょう。
2:汚れの落ちやすさ
防汚塗料は、汚れが付きにくく、落ちやすいという特徴があります。
しかし、すべての防汚塗料が同じように汚れが落ちやすいわけではありません。
汚れの落ちやすさは、塗料の種類や施工方法によって異なります。
汚れの落ちやすさを重視する場合は、事前に施工業者に相談することをおすすめします。
3:施工性
防汚塗料は、種類によって施工方法が異なります。
例えば、光触媒塗料は、特殊な施工方法が必要となる場合があり、施工できる業者が限られています。
施工性も考慮して、適切な塗料を選びましょう。
□まとめ
今回は、外壁塗装でよく使われる防汚塗料の種類と、それぞれのメリット・デメリット、そして選び方のポイントについて解説しました。
防汚塗料は、種類によって特徴や価格が大きく異なるため、ご自宅の環境や重視するポイントに合わせて、最適な塗料を選ぶことが大切です。
この記事が、あなたのお家の外壁塗装選びの参考になれば幸いです。