外壁塗装の匂いは何を対策すれば良い？塗装中と塗装前の対策をご紹介します
2024.03.22 (Fri) 更新
外壁塗装は家の美観を保つだけでなく、建物を長持ちさせる重要な役割を果たします。
しかし、匂いに敏感な方にとって、塗装工事中の臭いは大きな悩みの一つです。
この記事では、塗装工事中および塗装前にできる匂い対策について紹介します。
□すぐにできる外壁塗装の匂いの対処法
外壁塗装工事が行われる際、避けて通れないのが塗料による匂い問題です。
幸い、適切な対策を講じることで、この匂いを大幅に軽減可能です。
＊活性炭入りマスクの使用
活性炭を含んだマスクは、外壁塗装時に発生する塗料の強烈な匂いに対抗するのに非常に効果的です。
活性炭は匂いの分子を吸着する特性を持っており、これにより一般的なマスクよりも遥かに優れた匂い対策が可能となります。
これらのマスクは、ドラッグストアやホームセンター、オンラインショップなどで簡単に手に入れられて、価格も50枚1,100円程度からと手頃です。
＊有機溶剤用消臭スプレーの活用
塗装によって生じる特有の匂いを消すためには、有機溶剤用に特化した消臭スプレーの使用が推奨されます。
塗装作業後、特に室内での使用が効果的であり、通常の消臭剤や芳香剤では対処できない強い匂いに対しても、これらの消臭スプレーは大きな効果を発揮します。
塗料の匂い除去に特に有効で、プラモデル愛好家や中古車ディーラー、化学工場など、プロの間でも使用されている信頼のおける商品です。
＊ベーキングアウト式換気の実施
匂いの元となるVOCを効率的に外に逃がすには、「ベーキングアウト」と呼ばれる換気方法が有効です。
この方法は、温度を上げてから換気扇や扇風機、サーキュレーターなどを使用し、強制的に換気を行うことにより、室内の匂いを迅速に外に出すものです。
ベーキングアウトの手順は、まず室内を暖かくしてVOCを空気中に放出させ、その後に換気を行うことで、効果的に匂いを外に逃がします。
ただし、この方法を実施する際には、室内に人がいないことを確認し、安全に配慮する必要があります。
以上の方法を適切に組み合わせることで、外壁塗装に伴う匂い問題を効果的に軽減可能です。
□塗装前にできる匂い対策
塗装を始める前にも、さまざまな方法で匂い対策を行えます。
匂い対策の一つとして、使用する塗料の選択があります。
特に、有機溶剤を含まない水性塗料は、匂いの発生が少なく、外壁塗装に適しています。
水性塗料を選ぶ際には、塗料の種類やメーカーによって匂いの強さが異なることを理解し、適切な製品を選定することが重要です。
塗料の選定だけでなく、施工方法や場所の選定も匂い対策には欠かせません。
塗装時期の調整も、匂い対策に有効な方法の一つです。
高温多湿の条件下では、塗料に含まれる揮発性有機化合物が空気中に蒸発しやすくなり、結果として匂いが強くなる傾向にあります。
さらに、気温や湿度が高いと塗料の乾燥が遅れ、作業時間が長引き、それに伴い匂いが長時間にわたって持続することもあり得ます。
従って、塗装作業を計画する際には、気候条件を考慮し、可能な限り匂いが少なくなるような時期を選ぶことが望ましいです。
□まとめ
外壁塗装は家の見た目を左右する重要な工事ですが、匂いに敏感な方にとっては、その匂いが問題となることがあります。
しかし、上記で紹介したような対策を行うことで、匂いの問題を大幅な軽減が可能です。
塗装工事を検討している方は、これらの対策を事前に計画に取り入れることをおすすめします。
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