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香川県中讃地区を中心に地域密着、地域一番店を目標に活動させていただいております外壁屋根塗装・雨漏り専門店　株式会社絆〝プロタイムズ丸亀店〟〝プロタイムズ坂出店〟です！

今回は、現在使用されている主な塗料の種類について、用途、特徴や費用についてご紹介していきます！

目次
①ウレタン塗料
②シリコン塗料
③ラジカルシリコン塗料
④フッ素塗料
⑤無機塗料

①ウレタン塗料
ウレタン塗料とは、ポリウレタン樹脂が主な成分となる塗料です。硬化剤と樹脂の混合された塗料で耐久性に優れ、摩擦にも強く科学的な薬品に対する耐性もありますので、家具、外壁、フローリングや車、船など、実に多くの物に広く使用されています。外壁に使用される場合は、アクリルウレタン樹脂塗料とも呼ばれるものが多く、雨に強く仕上がりの艶がいいことも特徴の一つになります。屋外、屋内の両方で使われており、色や様々なバリエーションの仕上がりで施工することができます。水性と油性があり、油性のほうが耐久性があります。

・ウレタン塗料のメリット
耐久性、耐候性、光沢維持、摩擦に強い、化学薬品に耐性がある、色が安定しているなどがあります。これらの効果から、塗装したものが保護されるので艶のある美しい仕上がりになります。また、弾力に優れ、ひび割れが起こりにくく、外壁塗料としても使用されています。防水効果を活かし、屋根や水回りにも使用されています。家具の塗装については、その光沢性が活かされています。様々な塗料がある中でも安価であることもメリットの一つですね。安価なのでDIYを行っている方が、内装の塗装に使用されているのも多いかと思います。
ただ、近年でウレタン塗装を外壁や屋根に使用している例はあまりないのが実情です。

・ウレタン塗装費用の目安
１㎡あたり　約１７００～２２００円

・注意点
コストも低く、多様性に富んでいるウレタン塗料ですが、紫外線に弱く色あせをはじめその他の紫外線に影響を受ける劣化が他の塗料に比べ早いので耐用年数が短いことには注意が必要です。その影響の一つが変色だったり、色褪せだったりします。

・まとめ
家具や内装など屋内需要においては艶もあり向いている塗料かもしれません。実際に多くのウレタン塗装が使用されています。そして素人でも扱いやすいという点ではDIYの場合に使用するにあたって、失敗も少なくおすすめですが、昨今の外壁塗料や屋根塗料に関しましては、価格が安いというだけで施工するのはおすすめしません。なぜなら、最近ではシリコンやフッ素塗料が主流となっており、耐用年数も、ウレタン塗装の場合は８年～１０年と短めなので塗り替えの回数と費用を比較するとコストパフォーマンスは悪いと言わざるを得ないと思います。

②シリコン塗料
シリコン塗料とは、別名「アクリルシリコン塗料」といいますが、アクリル塗料とは全く別のものになります。アクリル塗料にシリコン樹脂を使い改良した塗料なのでこのような呼び方があります。費用と耐用年数の長さで、ここ１０年くらいの外壁塗料や屋根塗装においては、一番使用されている塗料になります。その理由として、費用と効果のバランスがいいというのがあります。フッ素や無機などに比べ安く耐用年数も１０年～１５年と長めです。各塗料メーカーがたくさん開発しており、商品数も多いため、専門業者の方に外壁診断や屋根診断をしてもらい、自然環境や建物の建材などから適切な塗料プランを提示してもらいましょう！ちなみに、DIY用のシリコン塗料も量販店にりますが、個人が扱いにくい塗料もあるのでしっかり説明書を読み、使用方法に気を付ける必要があります。

・シリコン塗料のメリット
耐久性があり汚れに強いのが特徴です。またウレタン塗料に比べて塗膜に硬さがあり、水を弾く性質があることから、ホコリや泥などの汚れの付着が起こりにくく、汚れが付着しても水で洗い流してくれるので、きれいな状態を保ちます。また、シリコン塗料は人気のため多くの種類があり、カラーバリエーションも豊富であることもメリットですね！光沢もあるシリコン塗料は高級感を演出することにも長けており、耐用年数の長さからも光沢の維持率が長期間高いことが実験によりわかっています。開発、製造が開始され、実際に多くのシリコン塗装工事が行われているので、その施工実績から施工後の耐候性の高さも認められています！

・シリコン塗料費用の目安
１㎡あたり　約２３００～３５００円

・注意点
コストパフォーマンスもよく、バランスの取れた人気のシリコン塗料ですが、注意点をあげるとするなら、シリコン塗料は塗膜が固く密着性も高い反面、それ故にひび割れが起きやすいという点があります。ただ、アクリル塗料をベースにシリコン樹脂を混ぜて作られており、各メーカーによってその配合などが違うので、製品によっては耐久性の強さに幅がある場合があります。シリコン樹脂の割合が低いと耐久性に影響が出ますので注意しましょう。

・まとめ
シリコン塗料は、アクリル塗料に比べて耐用年数が長く、フッ素塗料や無機塗料に比べると価格が安いので、外壁塗装や屋根塗装を行うには、コストパフォーマンスのいい塗料と言われています。DIY用から専門業者用まで幅広い製品があり、各メーカーも沢山のラインナップを持つ人気の塗料になります。耐用年数も長く汚れにも強いことから、最近の外壁塗装業界において人気の塗料になります。注意点としては、塗布後の塗膜に硬さがあるため、シリコン樹脂の含有量によってはひび割れのリスクがある場合があります。しかし、専門業者の扱うシリコン塗料は専門家が見て判断したものですので、あまりデメリットとして考えるほどの理由ではないかと思います。ご自身で行うDIY用として使用する場合は、しっかり使用方法を確かめて行いましょう！

③ラジカルシリコン塗料
ラジカルシリコン塗料は、２０１２年に大手塗料メーカーである日本ペイントが 販売した「パーフェクトトップ」が始まりと言われています。ですので、今年で１２年目程度となります。聞きなれない「ラジカル」という言葉ですが紫外線の影響を受けることで発生する劣化因子のことです。ですので、劣化因子である「ラジカル」を抑制し長期間保護することを目的に開発、製造された比較的新しい塗料になります。正式には「ラジカル制御型塗料」といい、高耐候酸化チタンとHALS（光安定剤）が含まれる塗料で、高耐候酸化チタンは外壁の劣化症状でよくある「チョーキング」（塗膜が劣化して触ると粉が付く状態）が起きにくくさせる効果があり、光安定剤も同じく劣化要因であるラジカルを抑え込むのが特徴です。
これらの２つの働きにより劣化しにくい耐久性の高い塗膜となります。ランクとしては、通常のシリコン塗装とフッ素塗料の間になります。

・ラジカルシリコン塗料のメリット
チョーキングが起きにくく、フッ素塗料よりも安価な点がメリットとして大きいかと思います。
艶ありを選択することで、汚れも定着しにくいのも嬉しい特徴のひとつですね！同じラジカルシリコン塗料でも、艶ありのほうが外壁の寿命は長くなります。このような点でコストパフォーマンスがいいと言われています。
そして、作業面に関しては、水性の場合塗料の伸びがよく飛散しにくいという特徴もあり、対応できる外壁材も
窯業サイディング、モルタル、ALC、金属サイディング、木、鉄部など幅広い素材に塗布可能です。

・ラジカルシリコン塗装費用の目安
１㎡あたり　約２５００～３５００円

・注意点
デメリットという事でもないですが、比較的新しい塗料なので、実績数はシリコン塗装に比べ少ないのが現状です。
また、ラジカルシリコン塗料に含まれている「高耐候酸化チタン」は白色なので、薄い色との相性のほうがいいかもしれません。

・まとめ
紫外線の劣化成分である「ラジカル」を制御し、チョーキングを起こしにくく、汚れにも強い塗料なので
きれいに長く建物を守り、耐用年数も長くコストパフォーマンスがいい塗料のため人気です！対応できる建材も幅広く、今までのシリコン塗装に比べ性能ランクも上になるます。開発されてからまだ新しいので施工実績数は少なめですが、外壁塗料をお考えの方は、見積もりのパターンの一つはラジカルシリコン塗料で出してもらうといいと思います！

④フッ素塗料
フッ素樹脂（蛍石という原料を使用したもの）が主な成分の塗料になります。炭素とフッ素から作られた高分子化合物で、耐久性に優れており、摩耗や化学薬品に対しても耐候性があり、建物の外壁などで使用することで防水性があり、耐用年数もシリコンに比べ長くなります！住宅などだけでなく、東京スカイツリーや明石海峡大橋などの大きな建造物、調理道具や航空機などにも使用されています。

・フッ素塗料のメリット
まずは、その耐久性です。光沢もありきれいな仕上がりだけではなく、その耐候性や紫外線による劣化にとても強いので一度施工すると長い期間美しさが維持できることが最大のメリットかと思います。防水性に加え、同時に汚れの付着にも強いというメリットもあります。汚れが付いても雨で洗い流してくれるので、汚れが定着しにくく湿度の高い日本で発生しやすいカビや藻からも建物を保護する働きが期待できます。これらの理由から、メンテナンス費用が大きくなる大型施設などが採用していると考えられます。ここ数年で新たに無機塗料が流通し始めましたが、それまでは一番高額なプランでした。

・フッ素塗装費用の目安
１㎡あたり　約３５００～４０００円

・注意点
長期間メンテナンスが必要ないというだけあって、塗料の金額も高額になります。ここで大切なことは、しっかりとした専門家にお任せすることです！塗装業界には残念ですが、まだまだ悪徳業者があり、決められた希釈率を守らず材料費を安く済ましたり、塗装の施工経験のない人が職人をやっていたりする場合があります。せっかく高額な塗料を選択しても、実際に塗る職人がきちんとしていないと全く意味がありませんよね。その点はしっかり情報を集めて、数社から相見積もりをとることをおすすめいたします。

・まとめ
水性、油性ともに耐用年数が長く、特にフッ素塗料の油性は耐候性に秀でており、屋根の塗装においては抜群の効果が期待できるでしょう！最近では環境にやさしい弱溶剤の研究も進み、油性のデメリットであるシンナー臭の問題もだいぶ軽減されている傾向です。フッ素塗料の中でも、屋根塗装の場合はさらに遮熱効果が期待できるものを選択すると、汚れにくく、艶があり美観を損なわず耐用年数が１５～２０年程度あるものがありますので、長期的にみるととてもコストが良い塗料かと思います。ただ、フッ素塗料も多くのメーカーが出しているので種類や外壁屋根材料との相性なども考慮すべきですので、しっかり専門家のアドバイスを聞き、工事を依頼するのがベストです。また、フッ素塗料となると、素人では手に入りにくいことに加え取り扱いや使用方法も特殊な場合が多いので、DIYには不向きとなります。

⑤無機塗料
そもそも「無機」とは何なのか？と思われる方が多いかと思いますので、簡単にご説明しますと、塗料には大きく分けて「有機」と「無機」があります。今までは有機塗料がメインでしたが、ここ数年で無機塗料の開発が進み、数は少ないですが、施工実績も増えてきています。無機とは紫外線では分解されない鉱物になります。例えば石や陶器、ガラスなども無機成分を含んでいるので分かりやすいかと思います。実際に陶器瓦の日本瓦は変色などするもののとても長い間メンテナンス不要ですよね。ただ、無機成分だけでは塗料として使用できないので、有機成分を合わせることで柔らかさを出しています。

・無機塗料のメリット
まず、最大の特徴は耐用年数がフッ素よりも長い２０～２５年という事です。したがって、例えば新築の家を建てた後１５年経ち、無機塗料で塗装すれば次のメンテナンスは家を建ててから約４０年後ということになります。長期的な目線ではとてもコストパフォーマンスがいいですね。そして無機成分が入っていることで燃えにくいという嬉しい特徴もあります。（※燃えないということではありません）
最後は、シリコン塗料やフッ素塗料と重複しますが、雨が降った時に、汚れと外壁の間に水分が入りやすく、付着物を洗い流してくれるので汚れに強い低汚染性です。その低汚染性は無機の特徴でもある「静電気が起こりにくい」という性質から、そもそも汚れが付きにくいという理由も含まれています。（空気中の小さなゴミや埃などは静電気に付きやすいです）

・フッ素塗装費用の目安
１㎡あたり　約４０００～５０００円

・注意点
耐用年数が長いという特徴ですが、実際のところ実験結果による推測となり、最近になって流通、施工されている無機塗料ですので施工から２０年経過したものというのは例がありません。また、施工費が現在主流のシリコン塗料に比べ高額になるという事ですね。ですので、ラジカルシリコン塗料やフッ素塗料と同じく熟練の職人が施工してくれるしっかりとした施工店での塗装が必須となります。

・まとめ
無機塗料は、まだまだ新しい塗料ですので費用も高くなかなか施工する方が少ないかもしれません。実際にシリコン塗料やフッ素塗料の開発も進んでおり、耐用年数も長くなっていることからシリコンやフッ素をお勧めする施工店も多いようです。今のところ無機塗料は艶ありが主流ですが一部では５分艶や３分艶もあり、お好みで選択できますが無機塗料の効果を最大限に利用するのであれば調整されていない艶ありの施工をおすすめいたします。艶無しをご希望の方には不向きです。

塗料の種類についてのまとめ
いかがでしたでしょうか？塗料といっても沢山の種類と商品がありますね！
普通の方は、塗料の仕組みなどをご存じの方はあまりいないので、もちろん施工店側からの提案で施工される方がほとんどだと思います。中には、「高い金額の工事だったのにすぐに剥がれてきた」などのトラブルも実際に起こっています。そのようなトラブルが少しでもなくなって欲しい、またいつかする塗装工事のために工事内容や劣化状態のことをご理解いただき、修理が高額になってしまう雨漏りが起こってしまう前にぜひ知っていただきたいとの思いから、株式会社絆、プロタイムズ丸亀店、プロタイムズ坂出店では、今年から「市民講座」を各地域で実施しており、今後も継続していく予定です！
市民講座に関しましては、後日改めてお知らせいたしますが、塗装業界だけではありませんが、施主様にとっては信頼できる施工店を選ぶことが一番大切です！
「保証内容はどういう内容か」「熟練した職人が施工しているのか」「施工内容の説明は丁寧か」お客様によって、判断基準は様々ですが、実際に工事を行った知り合いに聞いてみたり、ホームページから情報を得るというのも大切ですね。そして数社から見積もりを出してもらい、判断されるのがおすすめです。