スレートの瓦は要注意?屋根塗装で縁切りが必要な理由と不要な場合について
屋根塗装における重要な作業「縁切り」を知っていますか。
名前こそ、縁起の悪い名前に感じますよね。
しかし、屋根に雨水が溜まるのを防ぎ、雨漏りを予防する重要な作業なのです。
縁切りの必要なスレートの屋根は、特別な場合を除いて縁切りをしておくと良いでしょう。
こちらの記事で、家の屋根に縁切りが必要かどうか、ぜひ確かめてみましょう。
□スレートの屋根塗装で縁切りする理由
スレート瓦の縁切りとは、ローラー塗装の塗膜によって、ふさがった瓦のすき間を切り、雨水の通り道を確保する作業です。
この作業によって、雨漏りを防止できます。
通常、新築時に屋根塗装はしません。
そのため、縁切りが必要になるのは、2回目以降の屋根塗装からです。
スレート瓦の屋根は、防水性能を高めるため塗装する必要があります。
その塗装の際に、瓦と瓦の隙間に塗料が入り込み、隙間を塞いでしまいます。
これによって、水はけが悪くなり、屋根内部に雨水が浸入し、雨漏りの原因となります。
縁切りは、雨水を外へ流す通り道を確保することで、雨漏りを防ぐための作業なのです。
□縁切りが不要な場合
2回目以降の屋根塗装であっても、縁切りが必要でない屋根もあります。
1つ目は、勾配が急な屋根です。
目安として、5~6寸勾配以上、およそ26.5度から30度ほどの傾斜がある屋根には、縁切りをする必要はありません。
このくらい急な傾斜の屋根では、水はけも良く、塗料も溜まりにくくなります。
そのため、雨水を屋根内部に溜めにくく、雨漏りの心配も少ないといえるでしょう。
2つ目は、経年劣化で瓦が反り返っている屋根です。
スレート屋根は、7~8年を目安に経年劣化によって、瓦の先端が反り上がることがあります。
この際に下の瓦との間に、3~5ミリメートルほどのすき間がある場合には、縁切りは不要です。
この大きさの隙間なら、塗料の詰まりを心配する必要がないためです。
こうした屋根の反り上がりは、日当たりの良い面で起こりやすいです。
このため、1軒の家でも日当たりの良い一面のみ縁切りをしないこともあります。
2つの例をご紹介しましたが、自分で縁切りが必要かどうか判断できない方は、塗装会社で相談、調査してもらうと安心ですね。
□まとめ
縁切りは、屋根を雨漏りから守る重要な工程でした。
屋根は、水はけが悪くなると屋根内部に水が浸入し雨漏りの原因になります。
そのため、縁切りが必要な屋根だと気づいたら、早めに塗装会社へ相談しましょう。
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