外壁塗装の乾燥時間はどう決まる?塗料や季節によっても異なることもご紹介!
2022.09.15 (Thu) 更新
「外壁塗装を依頼したらどれくらい時間がかかるのかな」
「塗料ってどれくらいで乾燥するのだろう」
外壁塗装を考えている方は、こうした悩みをお持ちかと思います。
そこで今回は、外壁塗装をお考えの方へ塗装の乾燥時間について紹介します。
□外壁塗装の乾燥時間はどう決まる?
ここでは外壁塗装の乾燥時間について紹介します。
一言で乾燥と言っても、外壁塗装には4種類の乾燥があります。
詳しく確認していきましょう。
塗料には水性塗料と油性塗料の2種類が存在します。
前者は顔料と樹脂と水で構成されているのに対し、後者は顔料と樹脂と有機溶剤によって構成されています。
それぞれの塗料に含まれている水や有機溶剤が蒸発して硬化し、塗膜が形成されます。
この硬化反応にかかる時間のことを乾燥時間と呼んでいます。
そして、この乾燥には4つの段階があります。
・指触乾燥
こちらは指で塗料に触れた際に塗料が指につかない程度の乾燥のことです。
塗装後1〜2時間程度はかかるでしょう。
表面を触ると乾燥しているように感じられるかもしれませんが、内部はまだ乾燥していません。
・半硬化乾燥
こちらは塗装の表面を軽く擦っても傷がつかない程度の状態です。
数時間〜1日はかかるでしょう。
・硬化乾燥
塗膜を強く擦ったり押したりしても傷がつかない状態です。
およそ1週間の時間がかかります。
内部ではまだ硬化が続いている状態を言えるでしょう。
・完全乾燥
内部まで完璧に乾燥した状態です。
2週間〜1ヶ月程度の時間がかかります。
□塗料や季節によって乾燥時間は異なる!
乾燥はどの塗料も同じというわけではありません。
塗料の種類や季節によっても異なりますので、その違いについて紹介します。
・塗料による違い
塗料のメーカーごとに推奨している乾燥時間には違いがあります。
そのため、パンフレット等を十分に確認する必要があります。
また、水性塗料か油性塗料によっても乾燥の早さは異なります。
水性塗料の場合は、水を含んでいるので低温状態だと乾燥が遅くなるでしょう。
・季節による違い
気温が下がれば下がるほど乾燥時間は長くなります。
夏は乾燥が早く、冬は乾燥が遅いということですね。
また、気温が5度以上、湿度85%以下でないと塗装ができないということも知っておきましょう。
この条件下でないと塗料が定着しにくいためです。
□まとめ
今回は、外壁塗装をお考えの方へ塗装の乾燥時間について紹介しました。
乾燥時間の決め方や乾燥の4種類、塗料や季節による乾燥時間の違いについてご理解いただけたでしょうか。
本稿が外壁塗装をお考えの参考になれば幸いです。
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