その屋根、塗り替えで大丈夫?屋根塗装ではなく葺き替えが必要な屋根のサイン
屋根に行う補修には2種類あります。
「塗装」と「葺き替え」です。
屋根の状態が悪い場合塗装では十分でなく、葺き替えが必要となる場合があります。
今回の記事では、塗装のサインと葺き替えのサインをそれぞれ紹介します。
□屋根塗装する前に知るべき!そもそも葺き替えとは?
塗装・葺き替えのサインを見る前に、葺き替えについて理解しておきましょう。
葺き替えとは、古い屋根をなくして新しい屋根にすることです。
類語として、既存の屋根を新しい屋根で覆う「重ね葺き」というものもあります。
また瓦の場合、既存の瓦を取り外して下地を補修、再びもとの瓦を設置するという「葺き直し」という手法もあります。
□この屋根塗り替え?葺き替え?
では屋根の塗り替えや葺き替えはいつ行うべきなのでしょうか。
塗料ごとに目安の年数はあるものの、耐用年数は周囲の環境に左右されるためあまり参考にできません。
ここでは塗り替えや葺き替えのサインとなる兆候を紹介します。
1.塗装のツヤがない
「塗装してもらった当時はツヤがあったものの、時間が経って現在ではツヤがない」
これは塗り替えの兆候と言えます。
屋根の塗装には防水性を高めるという役割もあるため、状態が悪いと雨漏りにつながってしまうことも。
さらに、雨漏りは家の寿命を縮めてしまいます。
塗装のツヤがないと感じたら再塗装しましょう。
2.表面の塗膜がなくなっている
ツヤがなくなっているのと同様、塗膜がなくなっているのも再塗装の兆候です。
なお、塗膜の有無を判断するのは少し難しいかもしれません。
違和感を感じたら、塗装会社に調査を依頼するのをおすすめします。
3.屋根にコケや藻が生えている
コケは、塗膜のはがれた屋根に発生しやすいです。
したがって補修が求められます。
また藻は毛細管現象により、雨漏りを引き起こすリスクがあります。
こちらが発生した場合も、対応が必要です。
4.屋根材がひどく剥がれている
こちらはとても分かりやすいですね。
塗り替えでは間に合わないため、葺き替えが必要です。
5.雨漏りがしている
屋根材の損壊と同様、葺き替えが求められます。
早急に対応しなければいけない最悪の症状です。
□まとめ
「塗装のツヤがなくなっている」、「表層の塗膜がなくなっている」、「屋根に苔や藻が生えている」。
これらのケースに当てはまる場合、屋根の塗り替えが求められます。
一方「屋根材がひどく剥がれている」、「雨漏りがしている」のいずれかの場合は葺き替えが必要です。
塗装では十分でないケースがあると知っておくことで、適切な対応が可能になるでしょう。
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