耐候性を重視した塗料を使うメリットやデメリットは?
2022.12.27 (Tue) 更新
塗料の説明の際に使われる耐候性は耐久性とはまた異なる指標です。
今回は耐候性について、耐候性の高い無機塗料のメリット、デメリットをご紹介します。
□耐候性とは?
塗料の耐候性とは、様々な屋外条件に対し、どれだけ強いかを示したものです。
日本産業規格では、「耐候性とは、材料を光、風、雨などの屋外条件下で暴露した場合の耐久性のこと」と定義しています。
耐候性は外壁の塗料にとって重要な指標です。
外壁に使用される建築用塗料は太陽光による紫外線によるダメージを多く受けます。
また、外にさらされていることから降雨、温度・湿度、大気汚染物質も外壁のダメージの要因になります。
これらは塗膜の分子構造を壊して、色褪せやチョーキングを引き起こします。
つまり、耐候性が高いほど、これらのダメージ要因に強く、劣化や変質を起こしにくい塗料だといえます。
耐候性塗料とは耐候性の高い塗料のことでウレタン樹脂塗料以上の耐候性グレードの塗料を指します。
外壁のダメージを防いで、長くきれいに保ちたい場合はぜひ耐候性の高い塗料も検討してみましょう。
□耐候性の高い塗料「無機塗料」のメリット・デメリット
耐候性が高い塗料の一つに「無機塗料」があります。
メリットは以下の通りです。
*耐候性の高さ
無機塗料のメリットに耐候性の高さが挙げられます。
この耐候性は15年以上にもなります。
また、無機成分を主に使用しているため雨や紫外線に影響を受けにくいのも特徴です。
塗装の頻度が少なく済むのがうれしいポイントです。
*不燃性
主成分が無機成分であるため、炭素を含みません。
それにより勇気塗料などと比較して火事の際に燃えにくくなります。
もしも、隣家が火事になっても不燃性が高いおかげで二次災害を防げるでしょう。
*カビやコケが発生しにくい
無機塗料はカビや苔が発生しにくいです。
なぜなら、無機塗料はカビや苔が栄養とする有機物をあまり含んでいないためです。
一方でデメリットも存在します。
機能性の高さゆえに価格が高くなることや主成分が無機物であるために塗膜がかたく、ひび割れやすくなることです。
□まとめ
耐候性は屋外のあらゆる条件下からの耐久性を示したもので、外壁の塗料を見る重要な指標です。
外壁は外からのダメージを直に受けるうえ、家の顔ともいえる部分です。
外壁の塗料を検討する際は、ぜひ耐候性に注目してみましょう。
当社では外壁塗装を承っております。
ぜひ、リフォームや外壁の塗装をお考えの際はご気軽にご相談下さい。