なんとなく知ってるけど、吹き付け塗装って?3種類の仕上げを紹介
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こんにちは。
そろそろ暖かくなり、外壁塗装の季節がやってきます❣
今日は吹き付け工法についてお話しします。
吹き付け塗装の種類3つ
お家を建てられた方は何となくは分かる…と言った感じだと思います。吹き付け工法と言っても実は3種類あるんですよ。
①吹き付けリシン仕上げ
リシン仕上げは他の仕上げとは異なり、塗膜が薄いと言うのが特徴です。まず、リシンとは、表面化粧材のことを指し、骨材(小さく砕いた石や砂)に樹脂やセメント、着色剤などを混ぜたものを言います。これを吹き付けて施工するので表面がザラザラとした仕上がりになります。割と安価な材料であるため、多くのお家に使われています。
リシンを使用した外壁は、混ぜ込んだ細かい骨材によって特有の落ち着いた外観になります。和風のおうちなどにはとてもしっくりきます。耐用年数は約8年です。
施工方はガンを使って吹き付ける手法です。デコボコとした仕上がりになります。この他に、ガンで吹き付けたあとに、職人が、ブラシや剣山のような道具を使い表面を粗く仕上げることもできます。ガンだけの吹き付けよりも繊細で柔らかく、深みのあるしあがりとなります。人の手での施工になるので、職人の腕で変化がありますが、外壁がより高級感を持つので、高級に魅せたい方にはおすすめです。
モルタル外壁が多い和風住宅では、ピカピカした外観よりも、落ち着きのある仕上がりを望む方が多くいらっしゃいます。リシン仕上げの外観は表面にあるデコボコが太陽光を拡張させるので、艶が抑えられた落ち着いたものができます。
リシンが多く使われている理由は価格の手軽さもありますが、ほかに、透湿性・通気性に優れています。どうして、外壁に透湿性が必要なのかと言いますと、日本の住宅の多くは木材を主に使用しています。木材の最大の敵は水分です。内部に湿気がこもってしまうと、腐敗の原因となります。そのため、モルタル外壁では、内部に透湿シートを入れたり、仕上げ材でリシンなどの透湿性に優れる材料を使うことが多いのです。
安価で施工しやすく、通気性や外観にも優れているリシンですが、やはり欠けているところもいくつかあります。
リシンのデメリットや長寿命化への対策
吹き付けリシンは安価でお手頃価格になり、その上にまた安価なアクリル樹脂が使用される場合が多いため、耐久性は高くありません。先ほどもお話ししましたが、耐用年数は約8年程度です。そして、下地となる、モルタルの収縮にあまり対応できないのも欠点のひとつです。今、まさに地震に敏感になっているところですが、地震などによって、発生した下地の動きに追従できにくいのです。これによって、ひび割れが起こりやすくなります。このひび割れは一般的には幅0.3ミリ以下のヘアークラック、それよりも大きな構造クラックとよばれる劣化症状はモルタル壁によく起きてしまうので、充填剤での補修や塗装などのメンテナンスが必要になってきます。特に横方向のヒビには注意です。横に伸びたヒビは壁面を伝う雨水を面で全て受け止めてしまい、内部へ水の侵入のリスクが高くなってしまいます。壁のひび割れを見つけたら他の箇所も見て、一度診断してもらうことをおすすめします。
その他、リシン仕上げの外壁はデコボコが多いので、ホコリや水垢がたまるので、汚れやすくなります。通常のアクリル樹脂などのリシンには、防カビ・防藻機能が入っていないものが多く、湿気が多い北面は注意が必要です。カビやコケ、雨筋などは、美観性を損ねるだけでなく、耐久性を下げてしまうことにもなります。高圧洗浄などはできれいにするのも対策のひとつです。
また、カビやコケなどは外壁に根を張って繫殖するので、見えているところだけを水洗いしても栄養があれば再び繫殖してしまいます。奥まで根づいてしまったカビやコケを殺菌するために行われるのがバイオ洗浄というのもあります。施工価格は水だけの高圧洗浄に比べると約2~3倍になります。1棟あたり約10万円前後になります。カビが生えやすいリシン壁のメンテナンス法として覚えておいても良いかもしれません。
リシン外壁の長所短所をよくわかっていただいて、塗替えの時に視野に入れてもらえれば思います。
②吹き付けタイル仕上げ
まず、吹き付けタイル仕上げとは…タイルのような質感を持たせるために専用の吹き付け材を使用します。この仕上げ法は、タイルを貼る手間を省きつつ、タイルのような外観にすることができる画期的な仕上げ法です。「複層仕上げ塗材」と言う塗り材を外壁表面にローラーやコンプレッサーを使用して、硬質で艶がある外壁に仕上がる手法になります。また、使う塗材によっては弾性がある表面に仕上げにすることもできます。
タイル仕上げの特徴やメリット
タイル仕上げは耐久性と防水性が求められる外壁に適しており、見た目の美しさと機能性を両立させるために多く使われます。また、従来のタイル貼りと比べて施工が容易で工期が短縮できることも良い点です。
タイル仕上げの利点は耐久性が高いのがまず始めにあげれます。外部環境や天候に強く、長期間使用できます。汚れがついても簡単に掃除でき、色褪せや劣化も少ないのも特徴です。
タイル仕上げは様々なデザインや手触りを実現できるので建物の外観や内装に個性を演出することもできます。また熱を遮断する性質があり建物の断熱性を向上させることができます。それに加えて、防火性もあります。
デメリット
逆に短所を挙げると、初期費用が比較的高くなる事があります。材料費や施工費が他の手法と比べると少し高くなる事があります。また、専門的な技術と経験も必要になってきます。未熟な施工では、見た目や性能が発揮されないことになります。材料や施工条件によってはひび割れが起こることもあるので定期的な点検とメンテナンスが必要です。
カラーバリエーションも限られてくるので、特定の色や仕上がりも限られてきます。しかし、重厚感や艶、特定の色がピッタリと当てはまる人にはとてもおすすめです。
耐用年数は吹き付けに使用する塗料によって耐用年数は変わってきます。
ウレタン塗装は密着する力が高く様々な表面に塗布するこたができます。剝がれにくく、弾力性があるので木製の下地とも相性が良いです。ウレタン塗料を使用した場合は耐用年数は6年から10年になります。
シリコン塗料は耐候性、耐熱性、耐水性に優れています。耐久性にとても優れているので耐用年数も8年から15年と長めです。しかし、価格もそれなりに高くなります。
この他にもフッ素塗料と言うのもあります。これは、耐久性にも優れていて、カビやコケなどが生えにくい特徴があります。日当たりの悪い所や、湿度の高い場所に適しています。また、耐用年数がとても長く、15年から20年とされています。フッ素ならではの艶や光沢もあり、メンテナンスで塗り替えなどすると、長く外観を美しく保つこともでき、耐久性も持続でき、建物を守ることができます。ただ、これもそれなりに価格もお高くなります。
耐用年数は目安となりますが、どうしても外壁になると、自然環境によって異なってきてしまいます。変色、色褪せ、艶がなくなってきてしまうと、美観が損なわれてしまいます。外観も大切にしてきた方には大問題となってしまいます。この劣化症状に気づいたらまず、診断してもらいましょう。
また、チョーキングと言われる症状も見られるかもしれません。チョーキングとは、塗膜の劣化です。これも簡単にわかる劣化症状の一つで、その箇所に触れると白い粉が手に付着します。防水機能の低下が落ちてきている目安です。
この他にもクラックと呼ばれるひび割れも劣化症状です。下地としてつかわれているモルタルはセメントと水でできています。水分は常に蒸発しているのでモルタルが収縮し、その動きによってひび割れが生じてしまうことがあります。この他、汚れが落ちにくい、剝がれ、コケ、などを見つけた場合は劣化症状の一つと思い、信用できる業者に相談しましょう。
③吹き付けスタッコ仕上げ
スタッコは化粧漆喰とも呼ばれるもので、石灰と水、セメント、砂を混ぜて、どろっとした状態でモルタル外壁に塗ります。これは、完全に乾くと、硬く、強固になり、耐久性や防水性に優れている素材です。
このスタッコを使っての仕上げは、コテ塗りと吹き付けがあります。コテ塗りとは、左官職人が鏝(コテ)を使って塗っていきます。金鏝や木片、ハケなどの道具を使って塗っていきます。
スタッコ仕上げのメリット
コテ塗りスタッコ仕上げの長所は、まず、オリジナルの模様を作ることができます。イメージする模様を作るには、職人さんの経験とセンスでも変わってきますが、自由自在に模様を作ることができます。
また、施工する職人に技術があれば、耐久性が高まります。欠点の剝がれやひび割れの原因は塗料が密着してないことですが、これを密着させられる職人だと漆喰の防火性、断熱性も高い耐久性を十分に発揮できます。
このほかに、吹き付け塗装があります。これは今までお話しさせていただいた工法です。
次に、価格のお話しをさせていただくと、大量生産されるパーツと違い、コテ塗りの仕上げはひとつひとつ職人さんの手作業ですので手間と時間がかかり、人件費が多くかかるため、価格も高くなります。
スタッコ仕上げは基本的にモルタル壁の仕上げに使われます。ほかの下地では、塗料が密着せずにはがれやすくなってしまいます。このスタッコ仕上げは密着度が大事になってきますので、下地の処理も影響します。外壁の洗浄、補修、シーラー塗布(下地処理)をしっかり行うこともポイントです。また、スタッコ仕上げは表面にデコボコがあるので、再塗装する際、この隙間にもしっかりと塗装しないといけないので、使う塗料が多くなります。通常の外壁塗装の3倍ほどかかってしまうこともあります。
耐用年数は約10年になります。が、それに関わらずメンテナンスをしないといけない目安は、ひび割れ、チョーキング、コケ、汚れ、塗膜の膨れです。モルタルに関してですが、これは時間とともに水分が蒸発したりするので、体積が収縮するため、ヒビ割れが起こります。下塗りの後に2週間くらい時間をあけてヒビをわざと作ってから表面を仕上げることで、多少の抑制は可能です。ただ、ヒビ割れ対策のために工期を延ばすことはできない場合があります。塗り壁にはヒビ割れがつきものと言うことも頭にいれておいた方がいいでしょう。
塗り壁は、表面にデコボコができます。デコボコがあると、汚れや雨水が溜まって黒ずみやコケ、カビの原因になります。カビは根が張りやすいため、特に、日の当たらない北側の外壁などにコケやカビが発生しやすくなります。デコボコが特徴であるスタッコ仕上げは、デコボコの隙間に溜まりやすく、埃や排気ガス、雨だれなどにコケやカビが繫殖してしまうと洗浄してもなかなか取れなくなってしまいます。
スタッコ仕上げに限りませんが、経年によって塗膜の保護機能が少しずつ失われ、剝がれてくることがあります。塗膜が剝がれてくるとそこから雨水が侵入し、劣化を進めてしまいます。弾性スタッコ仕上げの外壁の塗り替え時に弾性系塗料を使用した時、デコボコのところに溜まっていた空気が熱などの影響によって、塗膜が膨れ上がってくることがあります。塗り替え時の下準備としての高圧洗浄後、乾燥がきちんとできてないまま塗装してしまった場合も膨れ上がってしまうことがあります。これは、塗膜が厚いため水蒸気を含みやすく、湿気などが抜けづらくなることが原因です。
スタッコ仕上げは、多孔で空気層を抱くため、弾性塗料や厚膜タイプの塗料を塗ってしまうと、膨れ上がりやすくなります。ヒビ割れがある時でも通気性を重視した塗料を選ぶことをお勧めします。
スタッコの塗料は研究や開発が進み耐久性も高くはなってきているものの、まだまだ一般的な塗料に比べると、ヒビ割れしやすく耐久性は低い塗料です。適切な時期に再塗装するなど定期的なメンテナンスは欠かせません。外壁の耐久性は強さだけではなく、外観の美しさも保てます。早めの診断、再塗装が大事です。
この診断、再塗装の際には手抜き工事をするような悪徳業者に気をつけてください。足場料金や下地補修の料金が見積もりに記載されているか、塗り面積が合っているかなどしっかりチェックしましょう。スタッコ仕上げは、デコボコがある分平面塗料よりも塗料を多く使用します。工事が始まって追加請求がないか、契約前にしっかりと聞いておきましょう。
見積もりは複数の会社からとり、だいたいの相場を知っておくことも大切です。安いからとそこに飛びついてしまうと、手抜き工事にあう可能性もあります。保証や工程もこちらが大まかにでも知っておくのも大事なことです。
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