自然塗料のウソ・ホント
2025.02.12 (Wed) 更新
香川県中讃地区を中心に地域密着、地域一番店を目標に活動させていただいております外壁屋根塗装・雨漏り専門店 株式会社絆〝プロタイムズ丸亀店〟〝プロタイムズ坂出店〟です!
自然塗料とは、天然由来の成分を主成分とした塗料のことです。
一般的な化学塗料とは異なり、石油系の化学物質を極力使わず、環境や健康に配慮した塗料として人気があります。
今日は、その自然塗料について詳しく見ていきましょう!
目次
- 自然塗料の特徴って?
- 代表的な自然塗料の種類はどんなものがあるの?
- こんな人におすすめ!
- 自然塗料のメリットとデメリット
- 💛メリット
- ❌ デメリット
- 自然塗料を使用したい!どこで手に入るの?
- 購入時のポイント!
- 自然塗料に関するウソ・ホント
- 外国製の自然塗料は安全?大丈夫?
- 外国製自然塗料を選ぶポイント
- 結論:外国製の自然塗料は「選び方」が大事!
- 自然塗料 vs. 一般塗料(比較表)
- 予算の目安(外壁100㎡の場合)
- 結局どちらがいいの?
- 🌿 自然塗料が向いている人・・
- 🎨 一般塗料が向いている人・・
- 自然塗料と相性の良い外壁材は?
- 自然塗料と相性の良い外壁材(おすすめランキング)
- 相性の悪い外壁材(自然塗料が不向きなもの)
- どんな外壁に自然塗料を使うべき?
自然塗料の特徴って?
天然由来の原料
・亜麻仁油、桐油、蜜蝋、柿渋、植物ワックスなどが主成分です。
・シンナーなどの有機溶剤が少ないかまたは無いものもあります。
安全性が高い
・ホルムアルデヒドなどの有害物質をほぼ含んでいません。
・小さな子どもやペットがいる家庭にも適しています。
木の呼吸を妨げない
・木材に塗っても通気性が保たれる特性があります。
・自然な風合いや木目を活かすことができます。
環境にやさしい
・ 低VOC(揮発性有機化合物)で地球環境への負荷が少ないです。
・廃棄しても分解しやすくできています。
代表的な自然塗料の種類はどんなものがあるの?
★オイル系塗料(オスモ、リボス、ワトコなど)
→ 亜麻仁油・桐油などを主成分とし、木材に浸透して保護
★ワックス系塗料(蜜蝋ワックスなど)
→ 蜜蝋やカルナバワックスで木の表面をコーティング
★柿渋塗料
→ 柿渋の成分で防水・防腐効果があり、和風の仕上がりに
★自然顔料入り塗料
→ 植物性オイル+自然由来の顔料で色付けも可能
こんな人におすすめ!
自然素材の家にこだわりたい人や小さな子どもやペットがいる家庭には、おすすめです。環境や健康に配慮された塗料ですので、安心して使用できます。
あと、木の風合いを活かしたいDIYが好きな人・環境にやさしい暮らしをしたい人などにもおすすめできる塗料になっています。
自然塗料のメリットとデメリット
💛メリット
① 健康にやさしい
先ほども少し紹介したように化学塗料に含まれるホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)が少ないものや含まれていないものが基本になっています。シックハウス症候群のリスクを減らせるという結果もでており、健康を一番に考えて作られた塗料になります。赤ちゃんやペットがいる家庭で安心安全に使用できるのがメリットの一つです。
②環境にやさしい
石油由来の化学物質を使わず、自然分解しやすく、製造時や廃棄時の環境負荷が少ないのもメリットです。
③木の呼吸を妨げない
浸透型のオイル系塗料は木材の調湿機能を維持してくれます。自然な風合いや経年変化を楽しめるので、自然の環境が好みの方にはいいメリットになるのではないでしょうか?
④塗装時の刺激臭が少ない
一般的な化学塗料のような強いシンナー臭がないのが特徴の一つです。この塗料独特のシンナーの臭いが苦手な方は多いのではないでしょうか?シンナーは頭痛や吐き気を及ぼす可能性があります。気分が悪くなるリスクを避けるのには、この自然塗料は臭いがないので、メリットになります。ですので、屋内でも比較的快適に作業ができるため、屋内の塗装や少しの家具の塗装などが気軽に行えますね!
⑤風合いが美しい
木の質感を活かせるナチュラルな仕上がりが見込めます。ツヤや質感に深みが出て、経年変化を楽しめるのもメリットです。木の深みが好きな方・自然な風合いが好みの方には良いメリットです。
❌ デメリット
①乾燥に時間がかかる
自然由来の成分なので、化学塗料と比べて乾燥が遅い傾向にあります。塗装の季節を選べば、少しの対策は可能になることがあります。オイル系塗料の場合、完全乾燥まで数日かかることもあるようです。
②耐久性が低い
化学塗料に比べると傷や汚れがつきやすい傾向にあります。工場地帯や道路交通量の多い地域ですと、メンテナンスが大変になる可能性があります。水や摩擦に弱い種類もあり、こまめなメンテナンスが必要です。
③ 定期的なメンテナンスが必要
塗り直しやオイルの塗り足しをしないと劣化が早まるので、定期的なメンテナンスや確認が必要とされます。ワックス系は特に頻繁なメンテナンスが必要ですので、長持ちさせたい場合は、多めの点検を試みましょう!
④ 価格が高い
一般的な化学塗料よりも高価なものが多いく、DIYで塗装する場合でもコストがかかります。
⑤ 色のバリエーションが少ない
化学塗料のようにカラフルな色は少なく、ナチュラル系が中心です。色の再現性が低く、同じ色でも仕上がりが変わることがあるため、全体を塗装する前の入念な確認が必要です。
自然塗料がすべていいというわけではありません。耐久性やコストパフォーマンスを重視したい方・・・
「手間をかけたくない」「耐久性を重視したい」という場合は、化学塗料の方が向いているかもしれません。
自然塗料を使用したい!どこで手に入るの?
では、自然塗料はどこで購入できるのでしょうか?
いざDIYに使用したいというときにお住まいの近くで探してみてください!
【ホームセンター】
- カインズ、コーナン、DCM、コメリなどの大型ホームセンターで取り扱いあり
- ただし、品揃えは店舗による(定番の蜜蝋ワックスやオイル系塗料が中心)
【専門店・オンラインショップ】
- 自然塗料の専門店(実店舗・オンライン)
- オスモカラー、リボス、ワトコオイルなどの正規取扱店
- 公式サイト・メーカー直販
- オスモ&エーデル、リボス、未晒し蜜蝋ワックスなどの公式オンラインストア
- Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング
- 自然塗料の種類が豊富、レビューも確認できる
- DIY・塗料専門通販サイト
- モノタロウ、アマゾンビジネス、ペイントライフなど
【建材・工務店・塗装業者】
- プロ向けの建材店で取り扱いあり(個人購入できる場合も)
- 工務店や塗装業者経由で注文する方法も(施工込み)
購入時のポイント!
ポイント1.用途に合ったものを選ぶ(家具・床・屋外など)
ポイント2.成分・安全性をチェック(100%自然由来か、添加物の有無)
ポイント3.試し塗りできるミニサイズがあるか確認
このようなポイントを把握して、塗料選びをしてみましょう!塗料を選ぶ際にしっかり用途やメーカーを確認しておくことが重要な失敗しないポイントです。
自然塗料に関するウソ・ホント
自然塗料は「体に優しい」「環境に良い」といったメリットが強調されますが、誤解も多いです。
よくあるウワサについて「ウソ」か「ホント」かを解説します!
①「自然塗料は100%天然成分でできている」
これは・・・ウソ!?
実際は…
- 「自然塗料」と表示されていても、すべてが100%天然とは限らないことが多いです。
- 市販の自然塗料の中には、乾燥を早めるために化学成分が添加されているものもあるようです。
- 完全な自然塗料を選びたいなら成分表をチェックして確認しておきましょう!
②「自然塗料は無害だからどこにでも使える」
これは・・・ウソ!?
実際は…
- 天然成分でも アレルギー を引き起こす可能性はあります。(例:亜麻仁油アレルギー)
- 自然塗料でも塗装直後は 臭い を感じてしまいます。
- 食品グレードの安全性 が必要なら、「食品安全基準クリア」のものを選ぶといいです!
③「自然塗料は化学塗料より長持ちする」
これは・・・ウソ!?
実際は…
- 自然塗料は メンテナンスが頻繫に行うことが重要です。(特に屋外では劣化が早い傾向にあります。)
- 化学塗料のような強力なコーティング力はないため、傷や水濡れに弱いです。
- 定期的な塗り直し や ワックスがけ で耐久性を高められるのでメンテナンスをしっかりしておくことが長持ちさせるコツです。
④「自然塗料は木の呼吸を妨げない」
これは・・・ホント!
実際は…
- 浸透性のオイル系塗料は 木の内部に染み込んで保護 するため、通気性を保てます。
- ウレタン塗装のような密閉コーティングはしない ので、木の調湿機能を維持できます!
⑤「自然塗料は初心者でも簡単に塗れる」
これは・・・ウソ!?でも、他の塗料に比べると比較的簡単には塗装をすることができます!
実際は…
- 水性の自然塗料は扱いやすいが、オイル系は塗りムラが出やすい傾向にあります。
- 乾燥に時間がかかるため、急いで作業すると失敗しやすいので、時間に余裕をもってしましょう。
- しっかり下地処理 をすればキレイに仕上がるので、慎重に行いましょう。
⑥「自然塗料は環境にやさしい」
これは・・・ホント!ただし・・・
実際は…
- 自然由来の成分 なので石油系塗料に比べて環境負荷が少ないです。
- ただし、乾燥促進剤や防腐剤が含まれるものもある ので要確認です。
⑦「自然塗料は時間が経つと味わいが出る」
これは・・・ホント!
実際は…
- 自然塗料は 経年変化でツヤや深みが増します!(特にオイル仕上げ)
- 使い込むほど風合いが増す ため、ナチュラル志向の人に人気です。
結論:自然塗料は「万能ではない」が、理解すれば魅力的!
「100%安全」・「放置しても長持ち」といったイメージは ウソ が多いですが、正しく使えば 木の風合いを活かして、体や環境にやさしい塗装 ができます!
外国製の自然塗料は安全?大丈夫?
結論から言うと、「選び方次第」 です。外国製の自然塗料でも安全で高品質なものはありますが、日本の気候や安全基準に合わない場合もあります。以下のポイントをチェックすれば安心して使えます!
外国製自然塗料を選ぶポイント
① 成分をしっかり確認する
「自然塗料」と書かれていても、100%天然とは限らないので要注意!
防腐剤・乾燥促進剤・化学溶剤が含まれている場合がありますので、成分表を確認し、添加物の有無をチェックしましょう!
例・・・信頼できる外国製自然塗料
★オスモカラー(ドイツ) → 植物油+自然ワックス
★リボス(ドイツ) → 亜麻仁油ベースで食品安全基準クリア
★ワトコオイル(イギリス) → 木材用オイル塗料として定評あり
②日本の安全基準を満たしているか?
★F☆☆☆☆(フォースター) → ホルムアルデヒド放散量が最も少ない安全規格
★食品安全基準(食品接触可能か)
★EU(EN71-3)やドイツ規格(DIN) など、厳しい海外基準をクリアしているか
【チェックすべき安全規格】
✅ F☆☆☆☆(日本) → 日本国内での安全基準を満たしているか
✅ EN71-3(欧州) → 子供向けおもちゃの安全基準(食品安全レベル)
✅ DIN 53160(ドイツ) → 唾液・汗による安全性基準
③ 日本の気候に合っているか?
外国の塗料は、日本の高温多湿に適していない場合があります。やはり、外国と日本では気候の違いがありますので、確認しておく必要があります。乾燥時間が長い・塗装後にベタつく こともあるようです。木材の収縮が激しいと、ひび割れや浮きが発生する可能性もあるので注意が必要です。
※日本の気候に強い自然塗料
1.オスモカラー(ドイツ) → 日本向け仕様があります。
2.柿渋(日本製) → 日本の気候に最適な自然塗料です。
④ 販売店・サポート体制を確認する
正規代理店から購入すると、品質保証やサポートが受けられることがあります。海外メーカーの並行輸入品は、使用方法が英語でわかりにくいこともあるので注意が必要です。しっかり日本語での説明額を確認しておきましょう。施工方法やトラブル対応を事前に確認しておきましょう!
※おすすめの購入方法
1.国内の正規代理店から購入する(メーカー保証がある)
2.DIYショップや専門店で相談して購入する(施工アドバイスをもらえる)
結論:外国製の自然塗料は「選び方」が大事!
成分チェック・安全基準・日本の気候対応・サポート体制 を確認すれば、外国製でも安心して使えます。
もし 「日本の気候に合う&確実に安全な自然塗料が欲しい」 なら、国産の自然塗料(柿渋・蜜蝋ワックスなど)も検討するとよいでしょう!
外壁を塗装する際、自然塗料と一般の化学塗料(アクリル・シリコン・フッ素など)では費用・耐久性・メンテナンスの頻度が異なります。自然塗料と一般塗料の違いを分かりやすく表にしたので、参考にしてみてください!
自然塗料 vs. 一般塗料(比較表)
項目 | 自然塗料(オイル系・柿渋など) | 一般塗料(アクリル・シリコン・フッ素など) |
---|---|---|
価格(施工費込み) | 1㎡あたり 3,500〜6,500円 | 1㎡あたり 2,500〜5,500円 |
塗料の本体価格(1Lあたり) | 5,000〜15,000円 | 2,000〜8,000円 |
耐久年数 | 5〜10年(こまめなメンテナンス必須) | 10〜20年(塗料の種類による) |
再塗装の頻度 | 5〜7年ごと | 10〜15年ごと |
メンテナンス | 定期的な再塗装・オイル塗布が必要 | 基本的に長持ち(汚れは高圧洗浄で対応) |
防水性 | 低め(撥水処理が必要) | 高い(塗膜がしっかり形成される) |
通気性 | 高い(木の呼吸を妨げない) | 低い(塗膜で密閉する) |
環境・安全性 | VOC(揮発性有機化合物)ゼロ or 低めで安全 | 化学物質含有・施工時にVOCが発生することも |
風合い・仕上がり | 自然な風合い・経年変化を楽しめる | ツヤあり・マットなど選択肢が多い |
防カビ・防藻性 | 弱い(定期的なメンテナンスが必要) | 防カビ・防藻剤入りの塗料が多い |
予算の目安(外壁100㎡の場合)
塗料の種類 | 塗装費用(100㎡) | 耐久年数 |
---|---|---|
自然塗料(柿渋・オイル系) | 35万〜65万円 | 5〜10年 |
アクリル塗料(一般塗料) | 25万〜40万円 | 5〜8年 |
シリコン塗料(一般塗料) | 35万〜55万円 | 10〜15年 |
フッ素塗料(一般塗料) | 50万〜80万円 | 15〜20年 |
ポイント
ポイント①自然塗料は 初期コストがやや高め で、再塗装の頻度が多い
ポイント②一般塗料(特にシリコン・フッ素)は 長持ちするので結果的にコスパが良い
結局どちらがいいの?
🌿 自然塗料が向いている人・・
・環境や健康に配慮したい(化学物質を避けたい)
・木材の外壁(自然な風合いを活かしたい)
・こまめなメンテナンスができる(5〜7年ごとに塗り直しOK)
・和風・古民家などの建物
🎨 一般塗料が向いている人・・
・メンテナンスの手間を減らしたい(10〜15年放置できる)
・防水・防カビ性能を重視(耐久性が必要)
・コンクリートやサイディングの外壁
・コストを抑えつつ長持ちさせたい
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