外壁塗装の種類と耐用年数|塗り替え時期を見極め、家の寿命を延ばそう
2024.08.13 (Tue) 更新
マイホームを長く大切にしたい、賢く維持管理をして安心安全な暮らしを実現したいと思っているあなたへ。
外壁塗装は、家の寿命を左右する重要なメンテナンスの一つです。
この記事では、外壁塗装の種類、耐用年数、塗り替え時期の見極め方、そして放置することで起こる問題点などを分かりやすく解説することで、安心して適切なタイミングで外壁塗装を行い、家の寿命を延ばすための情報を提供します。
□外壁塗装の種類と耐用年数
外壁塗装には、様々な種類があり、それぞれ耐用年数も異なります。
1: ウレタン塗料
耐用年数は6~10年ほど。
価格が安価なので、費用を抑えたい方におすすめです。
耐久性はやや低いため、頻繁な塗り替えが必要となる場合もあります。
2: シリコン塗料
耐用年数は8~15年ほど。
現在、最も普及している塗料です。
ウレタン塗料に比べて耐久性が高く、価格も比較的リーズナブルです。
コストパフォーマンスに優れていることから、多くの住宅で採用されています。
3: フッ素塗料
耐用年数は10~20年ほど。
高い耐久性と耐候性を持ち、汚れにくく、美観を長く保ちます。
シリコン塗料に比べて価格は高めですが、長期的に見ると塗り替えの頻度が減るので、コストパフォーマンスが高いと言えます。
4: ラジカル塗料
耐用年数は10~16年ほど。
近年登場した新しいタイプの塗料で、従来の塗料に比べて耐久性、耐候性、防汚性、撥水性などに優れています。
価格はフッ素塗料とほぼ同等ですが、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れています。
□外壁塗装の耐用年数が過ぎるとどうなるのか?
外壁塗装の耐用年数が過ぎた状態を放置すると、様々な問題が発生する可能性があります。
1: 雨漏り
外壁塗装が劣化すると、シーリングの破損や外壁材のひび割れが発生しやすくなります。
これらの隙間から雨水が侵入し、雨漏りの原因となることがあります。
雨漏りは、内装の腐食やカビの発生、健康被害など、様々な問題を引き起こす可能性があります。
2: 見た目の悪化
外壁塗装は、紫外線や雨風から外壁材を守る役割を担っています。
耐用年数が過ぎると、塗装が剥がれ落ちたり、変色したり、カビや藻が生えたりして、見た目が悪くなってしまいます。
建物の美観を損なうだけでなく、近隣からのクレームに繋がる可能性もあります。
3: 外壁材の劣化
外壁塗装が剥がれると、外壁材が直接雨風や紫外線に晒されることになります。
外壁材は、紫外線や雨水によって劣化し、ひび割れや腐食が発生する可能性があります。
さらに、劣化が進むと、外壁材が剥がれ落ちてしまうこともあります。
4: 害虫の侵入
外壁塗装が劣化すると、外壁に隙間が生じやすくなります。
隙間は、ゴキブリやシロアリなどの害虫の侵入経路となり、住居内への侵入を招く可能性があります。
害虫の侵入は、衛生面だけでなく、建物の構造にも悪影響を与える可能性があります。
5: 耐震性の悪化
外壁塗装の劣化は、耐震性にも影響を与える可能性があります。
外壁の強度が低下すると、地震などの揺れに弱くなってしまい、建物の倒壊リスクが高まる可能性があります。
□まとめ
外壁塗装は、家の寿命を延ばし、安全で快適な住環境を守るために欠かせないメンテナンスです。
外壁塗装の種類や耐用年数、塗り替え時期の見極め方を理解することで、適切なタイミングで適切な塗装を行うことができます。
早めのメンテナンスを行うことで、雨漏りや見た目の悪化、外壁材の劣化、害虫の侵入、耐震性の悪化といった問題を防ぎ、安心安全な住環境を維持することができます。