外壁塗装は何年ごとに?最適なタイミングと耐用年数を延ばす塗料選び
2024.04.22 (Mon) 更新
外壁塗装は、家を長持ちさせるための重要なメンテナンス作業です。
しかし、いつ塗り替えるべきか、どの塗料を選ぶべきかについての知識が必要です。
今回は、塗り替えの理想的なタイミングと、耐用年数を延ばすための塗料選びについて紹介します。
□外壁塗装は何年ごとに行うのが最適?外壁塗装の耐用年数とタイミング
外壁塗装の耐用年数は、多くの場合10~20年とされています。
ただし、新築直後の外壁材は30年持つこともありますが、一度塗装を施した場合は10年が塗り替えの目安です。
前回使用した塗料の種類によっても耐用年数は変わります。
1:ウレタン塗料
ウレタン塗料は伸縮性があり、光沢のある塗膜を形成します。
耐用年数は8~10年で、コストパフォーマンスが良い選択です。
2:シリコン塗料
シリコン塗料は、最も人気のある塗料で、耐用年数は10~15年です。
コストと性能のバランスが取れています。
3:ラジカル塗料
ラジカル塗料は、新しいタイプの塗料で、耐用年数14~16年です。
コストパフォーマンスに優れ、新技術を取り入れたい方に適しています。
4:フッ素塗料
フッ素塗料は、耐用年数が非常に長く、15~20年です。
メンテナンスの手間が少なく、長期的な耐久性を求める方に向いています。
5:無機塗料
無機質な材料を混ぜて劣化を抑えた塗料です。
耐用年数は5~25年で、高耐久を求める方に適しています。
□耐用年数を伸ばす選択肢
外壁塗装の耐用年数を最大限に伸ばすためには、塗料選びだけでなく、他の重要な要素も慎重に考慮することが求められます。
*耐用年数の長い塗料を選ぶ
まず、耐用年数が特に長い塗料の選定が重要です。
例えば、フッ素塗料は12~20年の長期にわたりその効果を発揮します。
この塗料は、その高い信頼性から広く人気を博しており、耐久性を求める際には最適な選択肢です。
さらに、他にも耐用年数が長い塗料が存在し、例えばアトモス塗料(10~25年)、無機塗料(5~25年)、光触媒塗料(15~20年)、ラジカル塗料(14~16年)などがあります。
これらは、市場シェアは低いものの、特定のニーズに応える優れた選択肢です。
*耐久性の高いシーリング材を使用
次に、外壁塗装の全体的な寿命を伸ばすためには、シーリング材の耐久性も重要です。
一般的にシーリングの耐用年数は7~10年ですが、例えばオート化学工業株式会社が販売する「オートンイクシード」のように、15年以上の耐用年数を持つ製品も存在します。
これを選択することで、特に耐用年数が長いフッ素塗料と相性が良いため、全体の寿命をさらに延ばせます。
加えて、シーリングがほとんど不要な外壁材、例えば「樹脂系サイディング」や「モルタル」も検討の価値があります。
*技術力の高い施工会社に依頼
最後に、施工の質も外壁塗装の寿命に大きく影響します。
したがって、信頼できる施工会社の選定は極めて重要です。
技術力の高い施工会社に依頼することで、使用する材料のポテンシャルを最大限に引き出し、長期間にわたって外壁の保護と美観を保てます。
施工会社選びに際しては、過去の実績、顧客の評価、使用材料への知識などを慎重に確認することが重要です。
□まとめ
外壁塗装は10年ごとが一般的な目安です。
塗料の種類やシーリング材、施工業者の選択が耐用年数を左右します。
理想的な頻度での塗り替えと高品質な材料選びを意識することで、長期にわたる住宅のメンテナンスが可能になるでしょう。