外壁塗装で非常に重要な下地処理であるケレン作業とは?
2023.09.16 (Sat) 更新
外壁塗装前の下地処理であるケレン作業。
外壁塗装する前に必要な下地処理と言われていますが、多くの方はケレン作業についてどのようなものか認識されていないのではないでしょうか。
そこで今回はケレン作業についてご理解いただけるようにケレン作業の概要についてご紹介します。
□ケレン作業とは
ケレン作業とは、塗装前に行う研磨作業のことを指し、外壁塗装における重要な下地処理の一つです。
ケレン作業は屋根や階段などの金属部分のサビ・剥がれ古くなった塗料だけでなく、カビやコケまでを対象としています。
ケレン作業を行う理由として下地を整えて塗料の密着度を高められます。
外壁塗装前に、外壁にサビや汚れがあると、上から塗装しても上手く密着しません。
そのため、長期間耐久性のある塗料を購入したにもかかわらず、短期間で劣化症状になる場合もあります。
余計な出費に繋がるため、必ず塗装前には、ケレン作業を行いましょう。
□さまざまなケレン作業
ケレン作業についてご理解いただけたのではないでしょうか。
実はケレン作業には、4種類の作業方法があります。
それぞれの作業の種類に応じて使う場面は異なるということを把握しておき、適切な作業を選ぶようにしましょう。
・1種
1種とは、金属片などが含まれる研磨剤を吹き付けて表面を研磨し、腐食やサビ塗膜などを除去していく方法です。
主に、一般住宅や橋、船などで使用される作業方法です。
・2種
電動工具を使い、サビの範囲や状態が悪化した際にケレン作業を行います。
1種作業と同様に塗膜やカビを完全に除去できます。
主に鉄骨建築の外壁で使用されます。
・3種
サビの範囲が狭い場合に電動工具を使いケレン作業を行います。
仮に電動工具が行えない狭い箇所であった場合は、サンドペーパーを利用することも。
一般住宅の屋根や外壁でよく使用される作業方法です。
・4種
傷や汚れのある古い塗膜のみを除去する作業です。
サビや腐食などがない状態の外壁でよく使用されます。
サンドペーパーや研磨スポンジなどの手作業で行われることがほとんどです。
□まとめ
ケレン作業とは、外壁塗装を行う上で最も重要な作業の一つです。
外壁の仕上がりに影響を与えるだけでなく、塗装の耐久性にも関わってきます。
そのため、外壁塗装を行う前にケレン作業をすることをおすすめします。
お客様がどの場面で使うかにより、ケレン作業の種類は変わってきますので、本記事を参考に適切なケレン作業を選んでみてはいかがでしょうか。