屋根にコケが生える原因は?予防法もご紹介します
2023.04.23 (Sun) 更新
屋根を見上げると、その一部に緑の汚れがついていて見栄えが悪い、となればショックですよね。
屋根は家の上部にあることから、風通りも良く苔が生えにくいのでは、とお考えの方もいるでしょう。
しかし、築古の住宅や日当たり、屋根材の種類によってコケが発生する可能性も十分にあるのです。
今回は、屋根にコケが生える原因や屋根に生えるコケを予防する方法を解説します。
□屋根に発生するコケの原因
まず、ご自宅がコケの発生しやすい環境にあるかどうか確認してみましょう。
・湿気が多い
・周辺に緑が多い
また、屋根そのものが原因である場合もあります。
・屋根の劣化がはげしい
・表面がざらついた屋根材(素焼き瓦など)
・コケの生えやすい屋根材を使っている(粘土瓦、セメント瓦、コンクリート瓦、スレート屋根)
とはいえ、屋根の日当たりの良い悪いに関係なく、全ての屋根面でコケが発生している場合が多いです。
特にある程度の築年数が経過したスレート屋根は特に発生率が高くなっています。
そのほかにも日当たりの悪い場所や水キレの悪い部分も気をつけましょう。
□コケの予防法
1. コケに強い塗料を使用する
屋根のコケを予防するためにはコケに強い塗料を使うのが良いでしょう。
例えば、艶のある塗料を使えば、表面がつるつるした状態になるため苔の付着や繁殖を防げます。
見た目も新築のようなピカピカな仕上がりになるため、気分も一新できますね。
また、防藻・防カビ効果を備えた塗料も販売されていますので、こちらを使用するのもおすすめです。
2. 表面に凸凹の少ない屋根材を使用する
表面がザラザラ、凸凹している屋根材を使用すると、水はけが悪くなったり、ホコリが溜まりやすくなったりします。
これからご紹介するような表面に凸凹が少ない屋根材を使用すれば、コケが生えにくくなるためおすすめです。
コケの発生を防げる屋根材は、金属屋根です。
代表的なガルバリウムは錆びに強く、汚れも付きにくい特徴があります。
そのため、表面でコケが付着・繁殖するのを防げるでしょう。
屋根の重ね葺き(カバー工法)にも適していますので、コケの生えやすいスレート屋根のお家でも安心して導入できるのが嬉しいポイントですね。
□まとめ
屋根に発生するコケは屋根材の素材感や湿気が多かったり、緑が多かったりする環境が原因です。
しかし、環境は簡単に変えられません。
コケに悩まされている方は、ぜひ屋根材の変更や防藻、防カビ塗料でコケを防いでみてはいかがでしょうか。