uカットシーリング工法とは?工法もご紹介します
2023.03.03 (Fri) 更新
壁にひび割れができた時、塗装会社へ補修を依頼しますよね。
その際に多く用いられるのが、Uカットシーリング工法です。
聞き慣れない名前ですが、どのような補修方法なのでしょうか。
今回は、Uカットシーリング工法について解説していきます。
□uカットシーリング工法とは
Uカットシーリング工法とは、外壁のひび割れをU字に掘削し、そこへシーリングを充填する補修方法です。
Uカットシール工法、Uカットシーリング材充填工法という名前も耳にするでしょう。
これらは、名称が違うだけでこれからご紹介する工法と同じものです。
主に1ミリメートル幅以上のひび割れにはこの工法が用いられます。
ダイヤモンドカッターでひびをU状に幅10~15ミリメートル程度掘り、そこへシーリングを充填します。
あえて、ヒビ割れをさらに掘って、シーリングを充填することで接着面積を広くすることで、躯体の挙動に対し追従できるのです。
そのため、この工法を施すことで再度ひび割れするのを防げます。
□uカットシーリング工法の工程
1.U字に溝を作る
専用の機械で、ひび割れの上からU字の溝を掘っていきます。
ひびをU状に幅10~15ミリメートル程度削っていくのです。
2.施工部の清掃
施工部に溜まった粉じんをハケやブラシで清掃します。
エアーダスターを使う方法もあります。
この時、粉じんが残っていると、シーリングが密着してくれないので、しっかりと掃除するようにしましょう。
3.シーリング材の充填
専用のプライマーを塗った後、シーリング材を充填します。
シーリング材の充填量は溝の深さの半分より少し多い程度にしておきます。
この際、ひび割れの状態に合ったシーリング材を選んで充填します。
最後にシーリング材をヘラで平らに均一に仕上げて、充填は完了です。
4.補修箇所を周辺の塗装となじませる
平らにしたシーリング材の上からモルタルを充填し、周辺との段差をなくします。
ここで、補修箇所の凸凹を綺麗に修正していくのです。
続いて、周辺の模様を合わせた塗装を施し、仕上げます。
この工程を肌合わせと呼びます。
□まとめ
Uカットシーリング工法とは、ひび割れを削ってU字の溝を作り、そこへシーリング材を充填してひび割れを補修する方法でした。
この工法では、あえて、ひび割れをU字に掘り、シーリングと躯体の接着面を増やすことで、ひび割れを防げます。
この工法は、作業する人によって仕上がりが変わる補修方法ですので、実績があり、信頼できる塗装会社へ依頼しましょう。
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