無機塗料で起こりうるトラブルについて知っておきましょう
2022.11.12 (Sat) 更新
塗装をお考えの方で、無機塗料を考えているという方もいらっしゃると思います。
今回は、無機塗料で起こりうるトラブルについてご紹介します。
この記事でご紹介するトラブル例を把握して、トラブルを避けましょう。
□無機塗料のメリット
無機塗料とは、鉱物やレンガ、ガラスといった無機物を配合して作られた塗料を指します。
この無機塗料のメリットには、何があるのでしょうか。
一緒に見ていきましょう。
1つ目は、耐久性が高いことです。
主成分が無機物ですので、雨や紫外線といった外界の影響を受けにくくなっています。
そのため、劣化しにくく、長期間外壁の表面を保護することが可能となります。
2つ目は、カビやこけが発生しにくいことです。
カビやこけの栄養分は、有機物です。
無機塗料には、そのような有機物の含有量が少ないので、カビやこけが発生しにくくなります。
3つ目は、低汚染性と防汚性に優れていることです。
無機物は親水性が高いので、表面に汚れがついた場合でも汚れを浮かして洗い流すことができます。
また静電気が起こりにくいため、ゴミを寄せ付けないという特徴もあります。
4つ目は、不燃性があることです。
全く燃えないというわけではありませんが、有機塗料と比べると、燃えにくいという性質があります。
□無機塗料で起こりうるトラブルについて
前章では無機塗料のメリットをお伝えしましたが、トラブルも生じる恐れがあります。
ここからは、無機塗料で起こりうるトラブルをご紹介します。
1つ目は、塗料自体が不良品であることです。
塗料自体が不良品であったため、思ったような仕上がりにできないというトラブルです。
2つ目は、保証付きだったのに、施工に問題がなかったため保証対象外だったことです。
施工後にトラブルが生じてしまっても、条件を満たせずに保証を受けられなかったというトラブルです。
3つ目は、すぐに剥がれてしまったことです。
塗料した後、すぐに剥がれてしまうというトラブルです。
剥がれにくくしてもらうためにも、念入りに業者と打ち合わせをしておく必要があるでしょう。
4つ目は、無機塗料コーティングの上に塗装してしまったことです。
無機塗料コーティングは、外界の影響を受けないための塗料ですので、その上に無機塗料を塗ったとしても、塗料を密着できません。
そのため、無機塗料コーティングをしていないかを事前に確認しておくと良いでしょう。
□まとめ
今回は、無機塗料で起こりうるトラブルについてご紹介しました。
ご紹介したようなトラブルが生じる可能性がありますので、事前に入念に業者と確認しておくことをおすすめします。
トラブルを避けて、納得のいく塗装を一緒にしてみませんか。